赤城ロマンドの住人となって丸4年が経ちました。定住の身としては、如何に毎日を気持ち良い環境で、五感を潤わせ過ごせるか、一番の願いです。
山暮らしに身を置くことにを決めた時、場所選びとして考えたのは先ず、20年来通っていたキャンプ場(黒保根村)の付近。そして水がよい所。
里を含めて何カ所か見学してみましたが、私たちの年齢で(移住当時、夫69歳、私60歳)作り上げられた地域社会の中へ入って行くのは難しいだろうな、と別荘地を選びました。だんだん条件が絞られていく中、たまたま新聞広告で、この赤城ロマンドが目にとまり、キャンプの帰りに立ち寄ったところ、ひと目で五感の中の「視」「聴」は満たされました。管理事務所を訪ねたところ、重要ポイントである水に関して、何と生活用水は赤城の伏流水を独自で汲み上げて供給しているとの事、「味」クリア。欺くして赤城ロマンドを選択しました。残り「嗅」「触」は移住後に実感する事になります。風向きによって漂ってくる近隣で放牧する牛の臭いに気付きはしたものの、これは山暮らしに添えられた薬味のようなもの。それにより生活環境汚染としてのゴミの臭いは?こちらはゴミステーションが要所要所に設けられてあり、スタッフがまめに見回ってくれるので問題なし。旅行や長期で留守にする場合も、市の指定日以外でもステーションに出して出掛けられるので、これは有り難い。管理費の中で、別荘地内の道路整備、夏の一斉草刈り、冬の落葉掻きなど、その時期のエンジン音さえ我慢すれば、行ってくれるので楽チンです。願わくば山の暮らしに便利な軽トラックの貸し出しを検討してもらえたら有り難いですが…。
事務所主催の催し物も年何回かあり、夏のフリーマーケットは年々盛況で、オーナー同士の交流の場として楽しみにしています。これぞ五感の中の「触」の部分、人との触れ合いです。さて、5年目に入り毎朝鳥の囀りに目覚め、四季折々の美しい自然豊かな風景が飛び込んでくる、そんなロマンドライフを満喫しています。訪れる友人たちも、この自然に癒され何度もリピートして来ています。「五感が喜んでいる!」と。